重心取得

ポリラインの重心位置を取得したかったのですが、生憎そういうコマンドが無かったので、方法を忘れないようにメモ。

まず、ポリラインを作成します。

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作成したポリラインを「リージョン」に変換します。

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変換したリージョンのプロパティを開くと、そこに重心位置座標が記されています。

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あとは、線を引くなり、円を書くなり、重心位置が取得できました。

MVIEW[浮動ビューポート管理]

Autocadでレイアウト空間を使うとき、必ずビューポートを配置しますが、「ビューポート変形できたらいいのになー」と思うことがあります。が、出来ました。

レイアウト上でポリラインを作ります。レイアウトにしたい形に作ります。

次に「MVIEW」コマンド実行して「オブジェクト」でさっきのポリラインを指定します。

すると、ポリラインがビューポートになりました。これは便利!

線種尺度

この図面、

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見た目は全て実線ですが、縦線は一点鎖線なんです。線種尺度が「1」なため、線種が分からない状態になってます。

このままでは何度線種設定しても実線のままです。Autocadになれていれば気づくと思いますが、なかなか気づきにくい点だと思います。

分解できないブロック

他の会社さんで作成した図面からあるオブジェクトをコピーしようとしたら、一塊になってて分解できませんでした。

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「分解」等のコマンドを一切受け付けなかったため、途方に暮れてしまいましたが、こういう場合はまず、「コピー」してみることをお勧めします。

理由はともかく、クリップボードを通すことで色々解決する場合が多いのです。このオブジェクトもきちんと線分に分解できました。

背景を白にする

この画像、一見真っ白ですが、

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実はこういう状態です。

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こういう部分がAutocadの弱点というか、使いにくい部分です。多分本当はこういう事はレイアウトで作るのが正解だと思うのですが、急に変更するのも大変なので強引にこういう手法を取っています。

エラーメッセージ

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Autocad,LT以外の専用CADかアドオンの機能を使った図面を保存する場合このようなメッセージが出てくるようです。じつは自分も良く分かっていませんが、対処法が無いため、とりあえずこのまま保存しています。

困ってしまうような実害は無いようなので、このまま使用します。

Autocad LT 配列複写

同じオブジェクトを大量に複写したい場合、等間隔であれば、「配列複写」というコマンドが便利です。

配列複写には矩形と円形の2種類があり、簡単に大量複写が可能です。

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配列複写の設定画面。列と行で数と間隔を設定すればOKブロック解除しなければ何度でも変更可能。

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こっちは円形複写の例。矩形同様に非常に簡単。

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これが面白そうだった「パス配列複写」任意の曲線を指定すると、それに沿って配列複写するというもの。

使い方によっては便利そうだけど、使い道が分からない。

Autocad LT 2014 新機能 ライブマップ

CAD図面と地図をリンクできる機能ですが、ちゃんと座標値で重ね合わせるため、基準点等の資料を使えばほぼぴったり合わせられます。また、ネット上の地図と連携されるため、図面上で簡単に緯度経度が分かるようになります。航空写真を重ね合わせることが出来るため、利用範囲はかなり広がりそうです。

まずは、ここをクリック

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初回はAutodesk360の接続やら連携やらアカウントの確認が必要です。それが終わると、

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この画面で、図面上との基準点を設定します。で、

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このように重なります。図面の縮尺がおかしいので思いっきりずれてますが、場所と向きはちゃんと合ってます。

非常に面白いし、便利です。

2014 新機能 設計フィード

SNS全盛のこの時代にSNS的に設計を進められたらいろいろ便利なのではということで開発されたのが「設計フィード」ということらしいです。

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らしいです、というのは、試したところ、「現在は利用できません・・・」というメッセージで試せなかったため。大規模なプロジェクトや遠隔地でのやりとりなどに威力を発揮しそうな印象です。

インテリジェント コマンドライン

Autocad LT 2014 新機能 インテリジェント コマンドライン

Autocadを使う上でめったに遣う事のない「コマンドライン」ですが、最近のバージョンで機能が強化されたそうなので、いい機会と思い使ってみました。

リボンインターフェイスが導入されてからは、コマンド入力もほとんど無くなりましたが、「コマンド入力のほうが早い!」という方にはぜひ使って頂きたい機能です。

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この左側のアイコンをクリックするだけでコマンドの履歴が使えます。さらに、何かコマンドを入力すると・・・

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入力候補が出てくるのと、レイヤーのコントロールも出来ます。やはり、タブ切り替えたり、アイコン探すよりも断然早いです。