Autocadで測量座標系を設定すると出来ること その1

Autocad LTは汎用CADなので、測量座標系を扱うのは苦手ですが、Autocadで測量座標系を設定するのような方法で座標系を設定することで専用CADには及ばないものの、出来ることが増えます。

その1つが「座標値を拾う」です。設計する際のコントロールポイントとか幅杭座標など、CAD上から拾うことで作業が格段に楽になる要素は沢山あります。もし、座標系があっていない場合、メッシュから離れを計測して足し算して座標値を求めるといった非常に面倒な作業が必要ですが、座標系さえ設定しておけばそういう面倒もなく、間違いも防いで楽できるという訳です。

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「オブジェクト情報」から中心座標値か端点座標値という形で取得することが可能です。このままエクセルかテキストファイルとしてコピーすれば、測量計算ソフトでも扱えるようになります。

オブジェクトが1個~数個ならこの方法でも問題ありませんが、大量に存在する場合はマクロか補助ソフトの使用がお勧めです。私はこのソフト Extractを利用させてもらっています。サイトには動作環境が古いままになっていますが、Windows10(64bit),AutocadLT2017で普通に使えているので、殆どの環境で動作可能と思います。

ただし、注意点としてAutocadではあくまで数学座標系なので、測量座標系にする場合は符号の変換が必要になります。そんな時は、このようなエクセルシートをつかうと便利です。

Autocadで測量座標系を設定する

覚えると非常に便利な機能ですが、どうもすぐ忘れてしまうので、備忘録的自分用メモ。

1.ツール→UCS→3点でメッシュの交点(座標値が分かる点)指定→「X軸の正の点を指定」で南方向を指定「Y軸の正の点を指定」で西方向を指定

2.ツール→UCS→原点でさっきのメッシュの交点指定→原点座標を入力

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下図の場合、X=-125700,Y=65300なので、-125700000,65300000,0と入力(1/1作図なので)

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こういう風になれば完了。これで、図面から座標値を取得可能。

Autocad2018シリーズ発売

今日Autodeskよりメールが届きました。最近は予告なしにいきなり発売ってなるんですね。

「Autodesk® AutoCAD®」、「Autodesk AutoCAD LT®」シリーズ新バージョンを本日から発売

とりあえず、ファイルバージョンが変わるってことで、どっちにしてもこのバージョンは必要になりそうですね。

5月くらいにはインストールしてみたいです。

Draftsightが立ち上がらない!

久しぶりにDraftsightを使おうと思ったら、何度やってもエラーで起動できない・・・

それでは、という事で公式サイトを確認しに行ったら、

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アップデートしないとダメみたいでした。

早速、ダウンロードして更新したら無事に起動できました。

LT2017あまり調子が良くないと思ったらSP1が出ていた。

ようやく使い始めたLT2017ですが、どうも調子が悪いです。前の記事に書いた「サムネイルの表示」以外に妙なタイミングで落ちるようになってしまいました。

表示ぐらいだったらなんとでもなるけど、フリーズはどうにもなりません。とりあえずLT2016でしのいでいますが、少しモヤモヤしています。

 

と、思ったらしっかり「SP1」が出ていました。

 

これでうまく動くようになればいいのですが、すぐに試してみようと思います。

LT2017使ってみて気付いた事

少しづつLT2017使ってみてますが、最初から気になったことを一つ。

タスクバーの”LT2017″をポイントしたとき、今までだと図面のサムネイルが表示されて結構便利だったのですが、2枚以上の図面を開いているとサムネイルではなくグルグルが表示されてしまいます。こんなの

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地味に不便。

CADのための仮想環境を作る

いろいろなCADを試す場合、「体験版」とか「試用版」を利用するのが便利ですが、大体「90日期限」とか「保存は出来ません」などと制限がついています。

期間限定の場合、1回インストールすると、利用期限が過ぎたらそのパソコンでは使えなくなってしまいます。だからと言ってその度にパソコン買ってたらきりないし、何十台も使いまわす訳にもいかないし、長く試したい場合少し困ってしまいます。

そこで、PCの中に仮のPCを作る「仮想化」ソフトを使って環境を作る方法を試してみました。残念ながら、Windowsも試用版なので、90日制限でインストールし直しになりますが、十分試すことが出来るんではないでしょうか?

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これが「仮想化ソフト」のVMwareです。もちろん無料です。

Windowsの設定は以下の通りで割と快適に動きます(ホストコンピュータの能力に拠る)

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Windowsの試用版は以下の所からダウンロード出来ます(要アカウント登録但し、無料です)

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非常にザックリとした説明ですが、興味のある方は検索すると情報は沢山あります。

ようやくLT2017をインストール

9月になって、ようやくLT2017のインストールしました。なんやかんやで手が付かないってのと、メディアが送られてこないってのが主な理由でしたが、この「メディアが来ない」って意外にインストールする気が起きないんですね。アップグレードされたって実感が沸かないんです。

それは言い訳でしたが、ともかくインストールしてみました。

インストール自体はいままでのAutocadと同じ。しかも、インストール中のダイアログボックスはLT2016と全く同じ。今回のバージョンは小規模変更なのか??

アクティベーションもサクッと終わっていざ立ち上げてみると・・・

LT2016

LT2016

LT2017

LT2017

違いが分からない・・・

これから、いろいろ使ってみます。